捨てるところナシ!酒蔵スタッフがこっそりハマる「酒粕」のすごいパワー|新潟の酒蔵|高野酒造株式会社
コラム

酒造りのシーズンである今、蔵の中が良い香りに包まれているのをご存知ですか?
お酒の香りもそうですが……実は「酒粕(さけかす)」の香りも漂っているんです!

「えー、酒粕?あの甘酒にするやつでしょ?独特の匂いがちょっと…」 なんて思っていませんか? 実は私も酒蔵で働くまではそう思っていました。
でも、「搾りたての新鮮な酒粕」を食べた時、その常識がひっくり返ったんです。
今日は、知れば絶対に食べたくなる!酒粕のすごい魅力についてお話しします。
栄養成分は、お酒よりスゴイ!?
酒粕とは、お酒(液体)を搾ったあとに残る固形物のこと。 「残りカス」という字を書きますが、これをただのゴミだと思ったら大間違いです。
実は、お米の栄養や、発酵によって生まれた栄養素の多くは、お酒の方ではなく酒粕の方に残っているんです!
食物繊維(お腹スッキリ!)
ビタミンB群(お肌ツルツル!)
アミノ酸(旨みたっぷり!)
レジスタントプロテイン(腸活にもってこい!)
これらが凝縮されている酒粕は、もはや「残りかす」ではなく「発酵が生んだスーパーフード」。

酒蔵の杜氏(とうじ)さんの手が白くて綺麗なのは、毎日これに触れているからだとも言われているんです。
甘酒だけじゃない!スタッフおすすめの食べ方
「でも、どうやって使えばいいの?甘酒や粕汁くらいしか思いつかない…」 そんな方に、私たち蔵人が実践している簡単な使い道をご紹介します。
① いつものお味噌汁に「ちょい足し」

お味噌汁を作る時、お味噌と一緒にスプーン1杯の酒粕を溶かすだけ。
これだけで、まるで何時間も煮込んだような深いコクと旨みが出ます!豚汁に入れると最高です。
② 体の芯から温まる「甘酒」

飲む点滴とも言われる甘酒は、まさに天然の栄養ドリンク! 温かい甘酒を一口飲めば、酒粕の爽やかな風味と優しいコクが体にじんわり染み渡り、冷えた体を芯から温めてくれます。ほっと一息つきたい時にぴったり。
③揉んで一晩待つだけ「即席・粕漬け」

本格的な粕漬けは大変そうですが、これなら簡単。
酒粕にお味噌とお砂糖を少し混ぜて、キュウリや大根などの野菜と一緒にポリ袋に入れて揉むだけ。 冷蔵庫で一晩おけば、お酒のアテにもご飯のお供にもなる、絶品漬物の完成です!
今しか買えない「新酒の酒粕」
スーパーで売っている酒粕も美味しいですが、酒蔵で販売している「搾りたての酒粕」は別格です。
水分をたっぷり含んでいてしっとり柔らかく、お米の甘い香りが生きています。
この時期、新酒が出来上がると同時に酒粕も生まれます。

一年で一番おいしい「旬の酒粕」を味わえるのは今だけなんです!
美味しいお酒を造る過程で生まれる、栄養満点の酒粕。
酒蔵としては、お酒と同じくらい愛情を込めて送り出している「我が子」のような存在です。
当店では、12月下旬より袋詰めしたばかりの新鮮な酒粕をご用意しています。
ぜひ毎日の食卓の仲間に加えてあげてくださいね!
▼高野酒造の酒粕▼
https://shop.takano-shuzo.co.jp/items/103804845


