日本酒のラベルに「賞味期限」がない理由。いつまで飲めるの?|新潟の酒蔵|高野酒造株式会社

コラム

お客様からよくいただく質問の中に

「このお酒の賞味期限はいつまでですか?」
「お歳暮でもらったお酒、いつまでに飲めばいい?」


というものがあります。
瓶の裏側を一生懸命探しても、「賞味期限」の日付が見つからなくて焦ったことはありませんか?
実は、日本酒にはちょっと不思議なルールがあるんです。
今回は、知っておくと安心な「日本酒の賞味期限と保存方法」についてお話しします。

そもそも「賞味期限」の表示義務がない!?

結論から言うと、日本酒には賞味期限の表示義務がありません。
ラベルに書いてある日付は、賞味期限ではなく「製造年月」なんです。
なぜ期限がないのでしょうか?
それは、日本酒に含まれるアルコールの殺菌能力のおかげで、未開封なら腐敗しづらいからです。 極端な話、何年経っても「お酒として飲むこと」は可能なのです。

でも「美味しく飲める期間」はあります!

「じゃあ、10年前のお酒でも美味しいの?」というと、それはまた別の話。
酒蔵が「この味で飲んでほしい」と設計した、美味しく飲める目安の期間(賞味期間)は存在します。
また、古酒や熟成酒のように、劣化を防ぐため温度や紫外線を厳重に管理した環境下でお酒を寝かせ、特別な味わいを引き出すこともあります。
それを踏まえた上での一般的な目安はこちらです!↓
普通の日本酒(火入れ酒) 製造年月から約1年間 直射日光の当たらない涼しい場所(冷暗所)で保存してください
生酒(なまざけ) 製造年月から約3か月~半年 加熱殺菌をしていないので、必ず冷蔵庫(10度以下)で保存してください。

保存の敵は「光」と「熱」

日本酒はとてもデリケート。美味しく保つためには、特に次の2つから守ってあげてください

①光を避ける(新聞紙が便利!)

日本酒は紫外線が大嫌い。日光はもちろん、蛍光灯の光にも弱いです。
箱に入れるか、新聞紙でくるっと巻いておくだけでも効果絶大です。

②涼しい場所に置く

高温になると熟成が進みすぎて、色が茶色っぽくなったり、独特の香りがついたりします。
温度管理には特に注意です!

 

日本酒は生き物のように、時間とともに味わいが変化します。
基本的には「早めに飲む」のが一番フレッシュで美味しいですが、もし飲み逃しても料理などで活躍してくれます。
これから年末年始、美味しいお酒を購入された方、いただいた方は、ぜひ直射日光を避けて、涼しい場所でゆっくり休ませてあげてくださいね!

 

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